子供に農林漁業への理解を深めさせることは色々な意味で重要である。
特に都会の子供にとって、食料への理解、食料生産という農業への理解、さらに農村社会への理解などは社
会人になるための必要不可欠の課題である。
食料の自給率という問題、食料の安全性の問題、食料生産と自然環境の問題、これらは食料の消費者として備えなければならない常識でもある。
まして日本は農耕文明の国であり、歴史、文化などの理解にも農林漁業の理解が欠かせない。
こうした観点から農水省は子供達が農林漁業への正しい理解を深める教育が重要と考えて、そのための政策を展開している。
そこで政策評価を計測する手段として、小中学生の農林漁業体験教育の普及割合を採用している。