この激烈な産地間競争をどうやって勝ち抜くかー。
「見た目に良くておいしい物を作る。それもなるべくなら特長があって付加価値の高い方がいいでしょうね」
まったくもって当たり前の話だが、これは口で言うほど簡単なことではない。
ただ、美瑛には有利な条件もある。
「内陸型の気候で寒暖の差が大きいし、昼夜の温度差も大きい。こういうところで作ると作物は美味しいんです」
この優位性を生かすために、今までやってきた小麦やばれいしょのほかに、メロンや園芸作物も増やして、バラエティーに富んだ産地に脱皮していくことを狙っているのである。
残留農薬検査