品種によって、病害虫に強いものと弱いものがある(残留農薬検査)

1年間に国内で使用された農薬の量が、アメリカあたりと比べるとかなり多い。

だから、「日本の農薬使用量世界一」という表現は間違ってはいない。

ところが、農薬の関係者に聞いてみると、「その計算はあまり意味がない」と言われる。

農薬工業会の方は、次のように語る。

「農薬の使用量は、同一作物であっても、自然条件や栽培条件によってかなり違ってきます。

しかも同一作物でも、その品種によって、病害虫に強いものと弱いものがありますから、かなりの差が出ます」

なるほど、同じコメでも、「ササニシキ」や「コシヒカリ」は病害虫に弱く、入念な防除が必要なことは、農薬の散布回数なども、東北と九州ではかなり違っていた。

残留農薬検査