キリスト教の宗派の一つモルモン教徒は、全米平均に比べてガンが少ない。
非常に厳しい生活習慣を守っていて、飲酒、喫煙、コーヒー、お茶を禁じているためと推定されている。
ガン全部の死亡率は全米平均の75%、口腔、咽喉、肺、食道など、喫煙と関係あるとされているガンに限ると、何と全米平均の45%、半分以下ということだ。
ニトロソアミンと、タバコに関するかなりの部分は、『がん細胞の誕生』(朝日選書)を参考にした。
この本の中に、非常に示唆に富んだ表現があるので、その部分を引用しておこう。
研究が進むにつれて、ひと口に発がん物質といっても、ピンからキリまでさまざまであることが分かってきた。
食物に混ぜて食べさせたとき、半数の動物にがんを作る量は、マイクログラムからグラムまで100万倍の
間に散らばっている。
残留農薬検査