ブランドで出荷される一の宮地区の桃は、大半がこの白桃で、清水白桃種が70%以上を占めている。
板野さんはこの白桃を中心に、1.5haの桃園と約2千平方mの温室ぶどう(マスカット、コールマン)、柿園などを経営している。
15年ほど前、サラリーマンをやめ、お父さんの後を継いで果樹農業に専念することになった。
ちょうどこの頃、地区内にモモ団地が造成されたため、その一角に土地を購入して、大きな規模に拡大できたことが契機だったが、
「自分の考えで行動でき、本気でやった結果がストレートに返ってくるのが、勤め人では経験できない魅力だし、θのモモには将来性があると思えたんだ」